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韓国軍は変身中、陸軍無人偵察機・ロボットで先端装備武装(1)



大韓民国軍が10月1日、建軍60周年「国軍の日」を迎える。 建軍当時、高性能の戦闘機や艦艇が一つもなかった韓国軍は、60年が過ぎた今、海外に輸出するほどにまで防衛産業力を備えた。 急変する安保環境に合わせた新しい戦闘師団の実験など戦力の極大化や軍組職の改編にも拍車を加えている。 建軍60周年を迎えて「先進強軍」への変貌を目指す韓国の現状を見てみよう。

#場面1=2008年9月18日午前1時。 京畿道(キョンギド)OO師団訓練場。 北朝鮮の軽飛行機An-2機などで侵入した敵の特殊部隊が現れたという仮想状況が設定された。 前方で本格的な戦闘が始まる直前、韓国の後方をかく乱するのが目的だった。


北朝鮮軍特殊部隊の侵入で非常事態となった。 韓国軍の機動中隊は直ちに主要地に配置された。 中隊長は模型航空機の大きさの無人偵察機を手から飛ばした。 無人偵察機がモーター音とともに高空へ達すると、真っ暗な夜であるにもかかわらず、敵の姿が中隊長の前のモニターに映し出された。 無人偵察機の赤外線カメラは体温で人を確認する。 闇の中の韓国軍同士はお互い確認できる識別装置があり、個別通信も可能だ。

韓国軍新型装甲車の赤外線透視鏡にも敵の姿が映った。 装甲車内のモニターで標的を指定すると、装甲車上に設置された無人機関銃が標的に向かって自動で集中射撃を加えた。 夜間透視鏡で観察中だった韓国軍戦闘兵も加勢した。 突然射撃を受けた敵の特殊部隊員は都心方向へ逃げた。 上空を飛んでいた大隊級の無人偵察機が敵の後を追った。

#場面2=都心に逃げた特殊部隊員は建物内に隠れた。 敵の動きは随時、師団司令部に報告されている。 別の機動部隊が建物を囲い込んだ。 韓国はまずバッグほどの大きさの偵察用ロボットを建物内に投入した。 建物に入ったロボットはすぐに建物内部の状況を映像で電送し始めた。 内部状況を把握した韓国軍は射撃用ロボットを投入した。 特殊鋼鉄材質のこのロボットは敵の銃器攻撃にはびくともしない。 ロボットが機関銃を発射しながら敵の一部を制圧すると、防弾チョッキとゴーグルを着用した韓国軍が建物の中に進入した。 しばらくすると、敵の特殊部隊員は特殊手錠をされたまま引きずり出された。

この場面は最近、陸軍教育司令部が実施した新しい「郷土師団」の戦闘実験内容だ。 「郷土師団」とは、漢江(ハンガン)南地域で後方防御と補給路保護を目的に、釜山(プサン)・光州(クァンジュ)・大邱(テグ)など広域市・道ごとに1個ずつ配置されている部隊だ。 陸軍は2013年から始まる郷土師団の統廃合に合わせ、この郷土師団を強力な戦闘力を備えた部隊に改編する実験をしている。



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