女優ハン・チェヨンが、韓国で初めて進められる韓国－ニュージーランド共同制作の映画『ソウルメイト（Ｓｏｕｌ　Ｍａｔｅ）』を通じてハリウッド進出を目指すことになった。

長い間、国家レベルの文化交流を進めてきた韓国とニュージーランドの両政府は、今月２９日、柳仁村（ユ・インチョン）文化部長官がニュージーランドを訪問した際、両国間の映画共同制作協定を締結した。『ソウルメイト』はこうした協力の第１号として誕生したものだ。


映画は死を超越した人間と幽霊の愛を描く予定だ。『ストリッパー殺人事件』（原題：「Ｈｅａｖｅｎ」）、『アグリ』などを手がけたニュージーランド・オークランド出身のスコット・レイノルズ監督がメガホンを握る。

また『ロード・オブ・ザ・リング』と『キングコング』などの映画でオスカー賞を５回も受賞したリチャード・テイラーが率いるウェタ社（ＷＥＴＡ）ワークショップのデザインチームが大挙参加する。韓国内の制作会社は映画デジャンカン、ニュージーランドのパートナーはタッチダウンアイワークスだ。

ハン・チェヨンは韓国で生まれた後、ニュージーランドに移住したヒロイン役を演じる。米国で学生時代を送ったハン・チェヨンは英語の台詞にも問題がない。政府レベルで共同制作が決まっただけに、これまで事前の準備作業が進められてきた『ソウルメイト』の制作は急流に乗るものとみられる。早ければ１０月２日に開幕する第１３回釜山（プサン）国際映画祭でこうした内容が正式に発表される予定だ。