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西・南海岸は現在中国漁船と「戦争中」

仁川壅津郡延坪島(インチョン・オンジングン・ヨンピョンド)に基地を置く仁川海警特攻隊員たちは、最近、重い保護ヘルメットをはずせる日がない。秋のカニの出荷の時期を迎え、中国漁船の不法漁労がその勢力を伸ばしている。特に北方境界線(NLL)を出入りしてかくれんぼうのように操業をすることから1日3~4回出動する日も多い。

延坪島から済州島に至るまで西南海域のあちこちで中国漁船の不法漁労を取り締まるための戦争が起こっている。中国漁船たちはカニ、いしもち、イカなどを追って群れて集まり、韓国の漁場を荒廃化している。海警は延坪島などに特攻隊を常駐させて対応しているが力不足だ。数的にも多人数には勝てない上、刀、斧、鎌などを持つ中国漁船たちの抵抗はますますひどくなっている。もともと足りない魚類資源を一気に処理して行くことから韓国漁民たちの懸念もますます大きくなっている。

中国漁船たちの不法漁労が本格化したのは2001年の6月、韓中漁業協定が発効されてからだ。以前は中国漁船たちが12マイル領海の外では制止を受けずに操業することができた。しかし長いところで海岸から100マイルまで拡張された排他的経済水域(EEZ)での操業がクオータ制に変わり、相対的に漁場が縮小、中国の海賊が無差別に押しかけている。


キム・ジョンソク木浦巻き網船主協会総務(49)は「我々の船団は7~10隻程度なのに比べ、中国船は数百隻が海賊のように凶器で武装し、群がって来る」とし「海警が出動すると腹いせに我々の漁船がしかけた網を切り裂いてしまう」と話した。

オ・サングン海洋警察庁警備課長は「不法操業による5000万ウォン(約447万ウォン)以下の罰金担保金を意識し、中国漁船たちの暴力抵抗が日常化している」と「徹底的な取り締まりとともに両国間の外交的解決努力が並行して行われなければならない」と話している。



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