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韓ロ「戦略的パートナー」に格上げへ



李明博(イ・ミョンバク)大統領とロシアのメドベージェフ大統領が29日に会談し、両国関係を‘相互に信頼する包括的同盟関係’から‘戦略的パートナー関係’に引き上げる内容の共同声明に合意する見通しだ。こうした場合、両国は経済だけでなく政治・外交・安保・エネルギー・資源・科学技術分野などあらゆる分野で実質協力体系を構築することになる。

会談ではまた、経済協力など実質協力案が初めて本格的に論議される。これに合わせ李大統領のロシア訪問期間中、両国政府と民間企業は13件の協力了解覚書を締結する。焦点はエネルギー・資源分野の協力に合わせられている。韓半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連結事業、南北(韓国・北朝鮮)とロシアの三角協力事業も具体的に事業案と投資日程が提示されるものとみられる。


これに先立ち李大統領は28日にモスクワに到着し、4日間のロシア訪問日程をスタートした。李大統領はこの日、同胞懇談会、特派員懇談会、韓ロ有功者との会談、ルシコフ・モスクワ市長との会談、ロシア韓国親善協会の夕食会など、あわただしいスケジュールをこなした。

李大統領は28日にモスクワに向かう特別機の機内で随行員らと懇談し、「われわれは30年後を見据える国家戦略が必要だ」と述べた。またエネルギー・資源外交については「単純にプロジェクト別に資源を開発し持ってくるなどの局地的方式ではなく、戦略的アプローチが必要だ。ロシアが戦略的に非常に重要な国であるため、そうした視点を持って両国関係を強化する必要がある」と指摘した。さらに「1800年代にロシアのある学者が‘東シベリアを開発すればこそロシアが発展する’と予言した。ちょうど気候も変わっており、シベリア開発も容易になっている」と述べた。

◆実用主義が似通う両首脳=李大統領とメドベージェフ・ロシア大統領は就任当初から脱理念の実用主義外交路線を目指した共通点を持っている。企業家出身で行政家(ソウル市長)の道もともに歩み、互いに話がよく通じるだろうといわれている。



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