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検問中に失踪の警官、首絞められたまま遺体で見つかる

 中国漁船の違法な操業を取り締まっていた海洋警察官が失踪(しっそう)の翌日、遺体で見つかった。この警官の首にはひもが巻かれていた。

全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)海洋警察署は26日、「同午後1時10分ごろ、新安郡黒山面可居島(シンアングン・フクサンミョン・カゴド)沖で、前日失踪した警官パク・ギョンジョさん(48)が遺体で海に浮いているのを発見した」と発表した。海上警察は「検視の結果、パクさんの首にはベルトとこん棒を結ぶひもが巻かれていた」と説明した。

これを受け海上警察は、パクさんが死亡する前にひもに巻かれたのか、漂流中に偶然ひもに掛かったのかを確認するため27日午前、長城(チャンソン)国立科学捜査研究所で司法解剖を行う方針を決めた。


パクさんは海上警察3030艦(3000トン級)に所属し、前日午後7時40分ごろ、遺体が発見された地点から6キロほど離れた、韓国側の排他的経済水域(EEZ)の可居島西側73キロの海域で、中国漁船2隻の検問を行っている途中、行方不明になった。海上警察は当時、違法操業の疑いがある漁船を検問するため、警官17人を乗せた高速艇2隻を出動させた。

中国漁船の船員は海上警察が検問を開始すると、鉄パイプやシャベル、棒などを振り回しながら激しく抵抗した。海上警察によると、パクさんは中国漁船に乗り込む途中、海に落ちたとみられる。

海上警察は26日午前10時30分ごろ、黒山面紅島(ホンド)西側128キロの海域で逃げる中国の船(50トン級)を捕まえた。海上警察は「気象状況のため27日午後6時ごろ全羅南道木浦港に同船が到着するだろう」とし「中国人船員11人を特殊公務執行妨害致死と殺人の疑いで緊急逮捕する方針だ」と明らかにした。

海上警察は29日、西海地方海洋警察庁の主導でパクさんの葬儀を行う予定という。



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