全世界を驚愕させた‘中国産粉ミルクスキャンダル’の原因物質メラミン(melamine)は実際、それほど毒性の強いものではない。 学者らは猛毒性でも高毒性でもなく、弱毒性物質に分類している。 ‘発がん物質’という報道もあるが、発がん性物質の等級をつける国際がん研究所(IARC)の評価は‘3級’だ。 人にがんを発生させるといういかなる証拠もない、という意味だ。 コーヒーのカフェイン、電磁波、酒の主原料のエチレンなどと同じ等級になる。体内に長く残ることもなく、ほとんどが尿を通じて抜ける。 中国産メラミン汚染飼料を与えた国内養魚場の魚からメラミンが検出されなかったのはこのためだ。 米食品医薬品局(FDA)と農務省は昨年5月、豚6000頭と鶏1000万羽がメラミン汚染飼料を食べたという事件が発生すると、「消費者がこの肉を食べても健康上の被害を受ける危険性は極めて低い(very low)」と公式発表した。 該当製品のリコール措置もなかった。
問題はメラミン汚染食品や飼料を直接摂取することだ。 たんぱく質処理臓器の腎臓がやられる。 腎臓結石が発生し、腎不全で死亡することもある。
問題はメラミン汚染食品や飼料を直接摂取することだ。 たんぱく質処理臓器の腎臓がやられる。 腎臓結石が発生し、腎不全で死亡することもある。
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