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<フィギュア>金妍兒「ライバルの高難度ジャンプ、問題ない」



‘フィギュアの妖精’金妍兒(キム・ヨナ、18、軍浦スリ高3)が頼もしいメッセージを伝えてきた。 精神的に余裕が生じているのだ。

ライバルらが高難度ジャンプを宣言したことに対し、金妍兒は「自分ができる技術を完璧にするだけでも時間が足りない。 今できることに集中する」と語った。


ライバルの言葉は気にしないという意味であり、「自分の強みを極大化することが高難度ジャンプよりもはるかに重要だ」という大人の態度だ。

2007世界選手権の覇者である安藤美姫(21、日本)は「4回転ジャンプをプログラムに入れる」とし、サルコウジャンプに再挑戦することを明らかにした。

安藤は02年12月のジュニアグランプリ大会で女子選手では初めてサルコウジャンプを見せ、世界を驚かせたが、成功はその時の一回きりだ。

浅田真央(18・日本)も「フリーでトリプルアクセル(3回転半)を2回入れる予定」とし「指摘されてきたエッジの問題もシーズンが始まるまでに矯正する」と意欲を見せた。

2人が高難度ジャンプをすると宣言したことには、変わった採点ルールが影響している。 今季から国際スケート連盟(ISU)は高難度ジャンプの点数を高めた。 安藤が挑むサルコウジャンプは昨シーズンの9.5点から10.3点に、トリプルアクセルは7.5点から8.2点に上方修正された。

金妍兒は「採点ルールの変更が正確性と弁別力を高めることを目的としているのなら、不利な点はない」という考えだ。 「ジャンプの教科書」と言われるほど技術が正確であるため、不完全な高難度ジャンプよりも、滞空時間が長くエッジが正確なジャンプ、表現力、成熟度に基づいた芸術的な完成度をアピールし、ファンと審査委員の心をつかむという覚悟だ。

現在カナダで合宿中の金妍兒についてブライアン・オーシャー・コーチは「涙が多く恥ずかしがり屋だった少女が女性に成熟していく姿には驚く。 金妍兒に合った演技で女性美をアピールする演技に変わった」と評価した。

10月23日に米エバレットで開かれるISUグランプリ第1戦「スケートアメリカ」でシーズン開幕戦を行う金妍兒は「必ずいいニュースを伝えます。 日刊スポーツ(IS)ファイト!」を力強く語った。





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