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秋山成勲(=韓国名:秋成勲、33)が挑発した。
公開的に次の対戦相手として日本の柔道スター、吉田秀彦(39)を指名し、日本の格闘技界を騒がせている。
秋山は23日、日本のさいたまスーパーアリーナで行われた総合格闘技大会「DREAM6」のミドル級(85キロ以下)の試合で外岡真徳(35)を1ラウンド6分余りで腕ひしぎ十字固めで勝利した。秋山はワンランク下の外岡を一方的に退けた。
本当の見どころはその次だった。秋山はリング上で「年末に吉田秀彦とやりたい」と挑戦状をたたきつけた。‘自分と戦おうとする相手がいない’と不満を漏らしていた秋山が直接相手を選んだのだ。
秋山が対戦相手に選んだ吉田は、1992年のバルセロ五輪柔道78キロ級で金メダルを取り、2000年まで現役で活躍した英雄だ。総合格闘技に転向した後も実力と人気の両面で頂点を突っ走っている。さらに吉田はミドル級からヘビー級に転向した。
すでに日本でヒール役が定着した秋山は、心を決めたかのように反骨精神をあらわにしている。7月の大会で柴田勝頼をTKOで下した後、格闘技の英雄として扱われている田村潔司と対戦したいと吠えた。田村は秋山の‘クリーム事件’に繰り返し噛み付いてきた人物だ。
秋山は今月21日の記者会見で、ヘビー級ファイターとも戦えると明らかにした。「ヘビー級に挑戦することは無謀ともいえるが、挑戦自体に意味がある。自分の柔道をしてきたため小さな選手が大きな選手に勝つことは心からの夢」と話している。秋山が吉田を指名したのは、日本で象徴性の大きい選手である上、ヘビー級ファイターという点まで計算したものとみられる。
「DREAM」は以前から「秋山ならヘビー級ファイターと対戦しても大丈夫」との考えを示している。対戦ごとに最高視聴率を記録する秋山を興行に最大限に活用するという意図だ。実現の可否とは別に、秋山の挑発自体が日本では大きな話題になるものとみられる。
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