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韓国の看板企業である三星(サムスン)電子では、来月からネクタイをした職員を探すのが難しくなりそうだ。 カジュアル服で勤務してもよい、という方針が固まったからだ。
これまで三星電子には明示上の服装規定(ドレスコード)がなかった。 しかしほとんどの職員は普段から濃い単色のスーツを着てネクタイをしていた。 金曜日も平日と同じだった。
こうした保守的な会社の雰囲気に大きな変化が生じると予想される。 だからといってすぐに先進国の情報技術(IT)企業のようにジーンズにTシャツという服装になるとは考えにくい。 会社側が礼節に外れたり会社イメージを落としたりする服に対しては一線を画するからだ。 会社側は「上下が異なる色の服、ノーネクタイが広がるだろう」と話した。
こうした変化は、グローバル企業にふさわしくない硬いイメージから抜け出し、生産性を向上させるためのものとみられる。 職員の個性と多様性を尊重する組織文化が新製品の開発や積極的なマーケティング活動にも役立つと判断したのだ。 三星電子の変化を受け、三星系列会社はもちろん、国内の他の企業の服装規定も変わることが予想される。
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