ソウルの中心部・鍾路(チョンノ)。いつも多くの車で大混雑のこのエリアですが、清渓川前の通りは今朝はひっそり…。一体何が起こったんでしょう？




通りのあちこちには、旗や通行止めの柵が。実は今日は、「車の無い日(カー・フリー・デー)」なんです！「年に一度だけでも自家用車に乗らず環境保全に努めよう」という趣旨で、諸外国にならい2007年から始まったエコ・キャンペーンです。



午前４時～午後６時まで、光化門(クァンファムン)～東大門(トンデムン)、清渓(チョンゲ)広場～観水橋(クァンスギョ)エリアが歩行者天国になります。でも、バス・地下鉄は平常運行されるので、移動に問題はありません。



しかも、朝９時まで公共交通機関はすべて運賃無料だったんです！普段は大忙しの交通カードのセンサーも、今朝ばかりは「カードを当てないで下さい」というシールがペタリ。



「お客さん、今日は９時まで無賃ですよ～」知らずにいつもどおり利用しようとする人たちに、運転手さんの声が途絶えない路線も。知ってか知らずか車で出てきた人達も多く、逆に渋滞するなんてことも起こったというから、ちょっとした笑い話ですね。



それでも、今日の鍾路は平和そのもの。大通りを悠々と走っていく自転車、道路の真ん中を散歩してみる市民…過ごし方も人それぞれです。年に一度しか見られない、車のない鍾路の街を、写真やこの目に収めてみるのも良いかもしれませんね。