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自民党の麻生太郎幹事長(68)が22日、同党総裁選で新総裁に当選した。
5人が出馬したこの日の選挙で、国会議員票386票と地方票141票(都道府県連に各3票)の計527票で争われ、麻生氏は351表を獲得した。麻生総裁は臨時国会召集日の24日、衆参両院の首相指名選挙で第92代首相に指名され、麻生政権が発足する。
保守強硬派の同氏の周辺には同じ志向の政治家が多く、昨年9月に安倍晋三前首相が辞任してから1年後に再び保守右派政権が発足することになった。
自民党の実質的なナンバー2の幹事長には独島(トクト、日本名・竹島)領有権を主張する島根県出身の細田博之前官房長官(64)が内定した。
麻生氏は早ければ来月3日にも衆院解散を宣言し、26日に総選挙を行う案を積極的に検討している。人気が急落した自民党への信任投票となるのだ。同氏は当選後に「必ず(最大野党の)民主党との戦いで勝利し自民党政権を守りたい」と呼びかけた。
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