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人民日報も「反韓感情解消運動」に加わる



中国共産党機関紙「人民日報」と中央(チュンアン)日報が共同で、在中韓国人の「キョムタマダ」運動を取材、報じることにした(訳注:謙遜かつ温かい心で迫る運動。韓国語では「キョムソンハゴ・タトゥッタン・マウムウロ・タガガギ」)。

在中韓国人社会が行う民間の市民運動を中国有力紙と韓国メディアが共同で取材するのは今回が初めてだ。「キョムタマダ」運動が中国社会に広く伝わり、一部中国人の反韓感情を解消するほか、両国民の隔たりを狭めることに大きく寄与するものと期待されている。


「キョムタマダ」運動は、韓国人会が80万人にのぼる在中韓国人を対象に繰り広げるキャンペーンだ。北京五輪のとき、中国社会の一部で反韓感情が浮上すると、これを積極的に解消し、両国民が近い隣国として温かい関係を築いていこうという趣旨から韓国人会がスタートさせた。

中央日報は同キャンペーンを含め、反韓感情の解決策を示す記事を積極的に報じ、李明博(イ・ミョンバク)大統領と韓昇洙(ハン・スンス)国務総理から支持されるなど社会的に大反響を巻き起こした。

これに共感した人民日報は▽「四川大地震被災者に冬着を送る運動」を繰り広げる北京大の韓国人留学生の活動(18日)▽「キョムタマダ」運動本部長を務める在中韓国人会のイム・ヨンホ首席副会長(19日)――をそれぞれ中央日報と共同で取材した。

共同取材に臨んだ人民日報の徐宝康記者は「キョムタマダ」運動について「両国の国益につながらない否定的な現象は積極的に防ぐべきだ」とした後「親善、友好関係が主流で、一部(反韓・反中)問題は支流であることから解決できる」と述べた。

イム本部長は「在中韓国人の寺、教会、聖堂、体育会も積極的に加わるという立場を表明するなど“キョムタマダ”運動が急速に広がっている」と話している。また「来月には四川大地震被災者を助けるため、在中韓国人を対象にした献血運動を行うなど具体的な実践策を作っている」とした。

◇人民日報=1948年6月15日、河北省平山県で中国共産党華北局の機関紙として創刊された。中国で最も影響力の大きい有力紙。新聞の題号は毛沢東元主席の親筆だ。



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