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【社説】中国産食品の安全性、徹底的に確認すべき

有毒物質メラミンが混入した中国産乳製品をめぐる恐怖が全世界に広がっている。粉ミルクに続き、一般牛乳からもメラミンが検出されたのを受け、各国の政府は輸入中断措置を取るなど対策づくりに忙しい。

当初、問題となった中国産粉ミルクは、韓国内には輸入されていないとされていた。しかし当局によると、中国産チョコレート関連の製品が今年に入り3041トンも輸入されたのをはじめ、パンと菓子類など牛乳が入っている加工食品が大量輸入されたという。韓国も中国産乳製品汚染事件で、安全地帯ではないことが確認されたのだ。

これにより食品医薬品安全庁は通関の際、中国産菓子類に対し、メラミン検査を追加で行う一方、市中に流通中の製品なども回収し検査する、と明らかにした。これら諸製品は児童と青少年が主な消費者で、国民の不安が大きいだけに、当局は検査に万全を期し、結果を透明に公表しなければならない。また、この際、原産地表記を違反する業者への取り締まりもより強化すべきだ。韓国内で市販しているチョコレートなどは、大手メーカーの製品も原産地を正確に明記せず「輸入」といった具合で大ざっぱに表記している場合が多い。


これでは消費者が安心できない。食卓のグローバル化は取り戻せない状況だ。これにより▽寄生虫の卵が検出されたキムチ▽蒸して漂白したコメ▽発がん物質が入っている魚▽ダイオキシンが混入したチーズ--など有害な輸入食品による被害も相次いでいる。

当局がかつてのように手遅れな対応を取っていては、国民の健康を守れない。現地の生産段階へのモニタリングシステムを強化し、すきのない検疫を実施しなければならない。食べ物の安全を確保するのは先進化の基本の中の基本である。



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