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「国内の人同士で‘独島(ドクト、日本名・竹島)は韓国の領土’と叫んだところで効果はない。 それで外国選手に独島の絵を贈ることにした」。
6年前から独島の絵を描いている‘独島画伯’チョン・スジョンさん(53、大邱市大明洞)の言葉だ。
チョンさんは最近、自分の画室で、特別な客に贈る独島絵を描くのに力を注いでいる。 横27センチ・縦12センチの独島の絵には、東島(女島)・西島(男島)と日の出が描かれている。
チョンさんは7月から独島を描き続けている。 25日に大邱(テグ)スタジアムで開幕する大邱国際陸上競技大会に参加する選手・役員に贈るためだ。 チョンさんは「世界的な選手に絵を贈れば、独島が韓国の領土だという事実を効果的に知らせることができる」と語った。
チョンさんはこのため今月初め、独島を訪れた。 東島・西島の姿と日の出の位置を正確に描くためだった。 東島・西島だけを描いていた以前の絵に日の出の場面を描き加えているという。 チョンさんは「絵が正確であってこそ外国選手らも独島をきちんと記憶するはずだ」と説明した。
チョンさんは最近、大邱国際陸上競技大会組織委員会のインターネットホームページを通して絵の寄贈を提案した。 組織委側は「新鮮な発想」とし、すぐに受け入れた。 絵はロシアの女子棒高跳び選手エレーナ・イシンバエワら90人の外国選手と役員など計200人に伝えられる予定だ。
チョンさんは1979年から5年間、大邱市の公務員として働いていたが、専業作家の道を選んだ。 06年には親のいない家庭860人に独島の絵をプレゼントするなど、絵で隣人愛を実践している。 チョンさんは「頑張って独島の絵を描き、個展を開くのが目標」と語った。
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