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北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の長男・金正男(キム・ジョンナム、37)が北京で中国政府関係者と会い、「歳月は欺けないようだ」と話したことが伝えられた。
中国政治消息筋によると、先週北朝鮮から北京に入った金正男は、金正日委員長の健康状態を尋ねる中国政府関係者の質問に対し、「心配してくれて有難い」と言いながらこう述べたという。
消息筋は「金正男は父親の健康異常説について具体的に説明しなかったが、金委員長の健康が悪化したことは事実でも重病ではないことを示唆した」とし、7月末に平壌(ピョンヤン)入りした金正男が北京を訪問できたのは、平壌滞在当時に健康が悪化していた金委員長の病勢が好転したためだ、と分析した。
また「金正男は‘しばらくは北京に滞在しながら平壌へ行き来することになりそうだ’と話した」とし「父親の健康が悪化しないか心配しているようだった」と伝えた。
これに先立ち金正男は金委員長の後継構図と関連し「親子権力世襲を3代も継続することはできない」とし、集団指導体制を暗示する発言をしたことが伝えられた。
金正男は普段から北京で知人と会った席で「経済が再建されなければ最高指導部がどんな悪口を言われるか分からない。後継者問題には関心もなく、させられてもしない」と話しているという。
これと関連し、北京の外交消息筋は「金委員長は集団指導体制を公開的に宣言していないが、すでに傘下に委員会を構成し、軍部中心の集団指導体制を試験稼働していると理解している」と話した。
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