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中国に在住する韓国人を中心に展開されている「キョムタマダ」運動が両国の青少年協議体の発足につながった(訳注:キョムタマダ=謙遜かつ温かい心で迫る運動。韓国語では「キョムソンハゴ・タトゥッタン・マウムウロ・タガガギ」という発音になる)。
両国の青少年が友情を育み、誤解を払拭(ふっしょく)させつつ、健全なインターネット文化を作っていく、という趣旨から発足させた親善の協議体だ。韓中両国の青少年が自発的に協議体を作ったのは今回が初めてだ。
両国の代表団およそ40人は18日、中国北京で初めて会同し「韓中青少年特別会議(以下・特別会議)決議案」を通過させた後、今後の活動と組織などを明記した協約書を交換した。
決議案では教育、マスコミ、文化・社会の3分野で協力することで一致した。教育部門では両国の小中高校の姉妹提携を進める一方、根拠のない内容が教育に含まれないよう努めることを両国の教師らに呼びかけている。
マスコミ部門では「流言飛語が両国民の感情を悪化させる主な原因だった」とし「健全なインターネット文化」「ネット上の健全な書き込み文化」を定着させるためのキャンペーンを行うとしている。
特別会議は毎年両国で1回ずつ特別会議定例会議を開く方針を決めた。またオンラインを通じて随時「韓中青少年会議」を開催することにしている。特別会議は韓国の青少年向けインターネット媒体「ナリンニュース」の提案により実現された。
中国内で反韓感情が広がり、在中韓国人が「キョムタマダ」運動を展開しているのを受け、ナリンニュース副代表のチャ・ヒョヌク君(高校2年)が「中国青少年との定例協議体を作ろう」と提案、事業が進められた。
チョン・ジェギョン代表(慶煕大2年)は「両国の青少年がインターネットの主役であることから、青少年の交流と理解を深めることで、両国のインターネット文化の正しいスタンスを確立できるだろう」と話している。
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