外国産たばこの輸入が急増しているのに対し、輸出は横ばいとなっている。

関税庁が１８日に発表したところによると、今年１月から８月までの外国産たばこの輸入額は２億２９０４万ドル（約２４０万円）と、前年同期に比べ５４．３％増えた。外国産たばこの輸入額は０４年２億７４５万ドルから０５年１億５５１８万ドルに急減した後、再び増加に転じた。

輸入増加を主導したのは、たばこの原材料となる「葉たばこ」だ。葉たばこの輸入額は（１～８月）１億７１５１万ドルと、前年同期比で６３％増えた。業界関係者は「輸入が急増したのは、外国産葉たばこの価格が韓国産の３分の１にすぎない上、国内では栽培する農家も減っているためだ」と話す。


また外国ブランドのたばこメーカーは、製造たばこに課す関税を避けるため、原材料の葉たばこを輸入し、たばこを作っている。製造たばこに課す関税率は４０％だが、葉たばこへの関税は２０％にすぎないからだ。半面、１月から８月まで、たばこの輸出額は２億７１００万ドルと、０．１％ほど減っている。