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三星電子、サンディスク買収を提案

 三星(サムスン)電子が17日、「米国サンディスクを58億5000万ドル(約6兆7000億ウォン)で買収する」と公式的に提案した。 買収が実現すれば、国内企業による外国企業の合併・買収(M&A)では過去最大となる。

三星電子はこの日、サンディスク取締役会に送った買収提案書を公開した。 サンディスクの株式全量(2億2500万株)を1株当たり26ドルで引き受けるということだ。

李潤雨(イ・ユンウ)副会長は提案書で「厳しくなっている市場の環境を考えれば適正な水準」と明らかにした。 サンディスクの株価は4日、交渉事実が伝えられたことで30%上昇、今回の提案書公開でさらに値上がりし、24ドル前後となっている。 李副会長は「買収後のリストラ計画はなく、三星電子の子会社として発展させていきたい」と付け加えた。


しかしサンディスク取締役会は「買収価格があまりにも低い」とし、三星電子の提案を拒否した。 サンディスクのハラリ最高経営者(CEO)はホームページを通じて「全般的な世界経済と株式市場の沈滞のため深刻に低評価されている現在の株価はサンディスクの実質的な価値を反映していない」と主張した。

三星電子の関係者は「サンディスク側は交渉を拒否していないので、今後1-2回ほど価格交渉が続くだろう」と話した。

ノ・クンチャン韓国投資証券アナリストは「サンディスクは買収価格に否定的な反応を見せたが、実績を勘案すると適正な水準で合意があるだろう」とし「この場合、技術共有と市場支配力の強化で三星電子にはプラスになる半面、東芝とハイニックスにはマイナスになるだろう」と分析した。

実際、日本の東芝も買収交渉に注視している。 ロイターは16日、「斎藤昇三東芝副会長が(サンディスク買収に)関心があると話した」と報じた。

東芝側は「買収関連報道に関心があるという言葉が馬が誤って伝えられた」と話しているが、サンディスクとともに2010年まで生産規模を2倍に増やそうとしている東芝としては三星電子による買収を望むはずがない。 パートナーだけでなく、最大需要市場までも失う状況になるからだ。



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