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16日に斗山(トゥサン)-SK戦が行われた蚕室(チャムシル)球場。 SK側のベンチが試合前、しばらくざわついていた。 元ヤクルトの古田氏が蚕室を訪れ、ベンチに座っていたからだ。 古田氏は昨年までヤクルト監督兼選手だったが、成績不振で引退し、今年はフジテレビのスポーツキャスターとして活動している。
古田氏は今回の訪韓について「親友の高津臣吾(ヒーローズ)に会うため」と明らかにした。 高津と古田氏は91年から15年近くヤクルトでバッテリーを組んできた。
さらに古田氏はもう一つ訪韓理由を付け加え、「オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した韓国の試合を見て以来、韓国野球に関心が高まった」と語った。
古田氏は金星根(キム・ソングン)SK監督に会い、「五輪の韓日戦では日本は完全に金広鉉(キム・クァンヒョン、SK)にやられた。 柳賢振(リュ・ヒョンジン、ハンファ)も本当に良い投手だった」と話した。
古田氏は韓国記者らに「20年前の88ソウル五輪当時、韓国は日本より一枚下だった。 しかし今は韓国はワールドチャンピオンではないか。 レベルが高い」とし「現在、韓国と日本を比較すると、ともにスピードのあるチームだが、パワーとタフなプレーでは韓国が一枚上」と評価した。
古田氏はヤクルトで今季活躍している林昌勇(イム・チャンヨン)も高く評価した。 古田氏は「林昌勇は成功すると確信している。 韓国から日本に行けば従来のスタイルを捨てるのが難しいはずだが、林昌勇は監督の注文通りに日本によく適応している」と語った。
金星根監督は「古田氏と対話しながら『今回の五輪であなたが捕手をしていれば結果は違っていたかもしれない』と話した」とし、古田氏を立てながらも、韓国野球に対する称賛に笑みを浮かべていた。
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