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‘国民打者’李承燁(イ・スンヨプ、32、巨人)の巨砲としての本能が完全に目覚めた。
李承燁は16日に横浜スタジアムで行われた横浜との試合で、デビュー以来初めてとなる1試合3打席連続本塁打を記録し、完全復活を告げた。
デビュー以来初となる3打席連続本塁打。韓国プロ野球、三星(サムスン)ライオンズ在籍当時にも2002年と2003年の2回にわたり3打席連続本塁打を記録しているが、いずれも2試合にわたったもので、1試合での記録は今回が初めて。もちろん日本進出後でも初めての記録だ。
1軍に復帰した14日のヤクルト戦で今季2本目の本塁打を記録、その2日後に3打席連続本塁打はさまざまな面で意味深い。李承燁は北京五輪での金メダル獲得後に1軍に復帰、安打を量産しながら打撃感覚をつなげてきたが長打がなかった。原監督は李承燁を2軍に落とし完璧なコンディションで戻ってくるよう指示し、李承燁も1軍復帰後、初の試合に続きこの日も本塁打を記録して期待にこたえた。今季序盤の新外国人選手ラミレスの猛活躍と対照的な不振でチーム内での地位も落ち込んだ李承燁としては、自分の地位を取り戻すチャンスを作った。自分に対する信頼と自信を確信できるという点も大きな収穫だ。
李承燁「自信を持って打席に入ったのがよい結果を作ったようだ。きのうまでやってきたものを1日で発揮したようだ。残り試合も頑張ってチームの役に立てるようにしたい。明日も勝って7連勝でホームに戻り、阪神戦で首位につきたい」
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