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◆歌で人生を変えることができる
--デビューのステージを覚えていますか。
「もちろんです。鮮明に。日本のレストランでしたが、中年女性とアタッシュケースを持った会社員の2人が私の最初のお客様でした。控室もなくピアノ、音響施設も自分ですべてセッティングしなければなりませんでした。CDも売りました。恥ずかしいと思う暇もなく、心臓がどきどきしていました」
--その2人の観客が10人、100人に増えたわけですね。
「はい。本当に不思議ですが。オリコンチャート10位に入った瞬間も忘れることができません。毎日午後4~5時ごろ発表されるのですが、レインボーの社員の方たちと手をぶるぶる震わせながらインターネットをクリックしました。10位まで発表されていたので、もっと劇的に感じました。機会があれば米国にも進出して多くのミュージシャンと音楽活動をしてみたいです」
--好きなミュージシャンは誰ですか。
「インスニ先輩を最も尊敬していますが、日本の椎名林檎さんも好きです。着物を着てロックを歌うミュージシャンとして有名ですね」
--ネチズンたちが身長と体重を知りたがっていますが。
「先日、エピックハイ先輩たちが縄跳びをくれたんです。もっと大きくなれるよって。まだ成長は止まっていないと信じたいです(笑)。体重はずっと神秘主義にしておくのがよさそうです」
--歌が世の中を救えると信じていますか。
「救えなくても人の人生は変えることができると思います。私の両親が婚約する前日大げんかをして別れるところだったそうです。でもそのとき父親が喫茶店でキム・スヒの『ノムハムニダ』を聞き、母親のところに駆けつけて改めて愛を告白したそうです。あのときその歌でなかったら、私が生まれなかったかもしれません(笑)。私の歌を聞いてマラソンを完走したり、試験に受かったり、愛を告白できたり、などといった話を聞く度に、自分の職業に感謝します」
--最後に、もし声を失ってしまったらどうしますか。
「両親のために一生捧げて生きていくと思います。そんなことは想像するのも嫌です。声を無くしたら、私の存在理由もなくなるでしょう」
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