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SKエナジーの具滋栄(ク・ジャヨン)社長は9日、大田(テジョン)KAISTで開かれた「EEWS(エネルギー・環境・水・持続可能性)2008国際ワークショップ」の基調講演で、「4月に構成された政府の新成長動力企画団が、エネルギー・環境関連技術のうち競争力を備えたプロジェクトから20件を選んだ」と述べた。 知識経済部傘下の新成長動力企画団には知識基盤サービスなど4つの小委員会がある。 具社長はこのうちエネルギー・環境産業分野委員長を務めている。
具社長は「国内で確保されている無公害石炭エネルギー利用技術を利用すれば、石油埋蔵量の2-3倍にのぼる石炭をエネルギー源として活用できる」とし「海藻類を培養してブタノールを生産し、これをパイプラインで輸送する技術も有望だ」と話した。 特に、テングサなど海藻類バイオマスを発酵させてブタノールを得れば、パイプラインを通じて長距離輸送が可能で、価格競争力を確保できる、と説明した。 エタノールは水と混ざるため、パイプラインを利用するのは難しいということだ。
具社長は「遠い海の油井から生産される天然ガスを燃やさず、ガス運搬船で直接ガスを液化する小規模液化技術を開発すれば、捨てられている油田を開発することができ、大きな経済効果が期待される」と述べた。 具社長は「プロジェクト選定時に国内技術の競争力、特に中国が追い上げてきても持続的に優位を保てる技術を重要視した」と強調した。
ともに基調講演をした徐南杓(ソ・ナムピョ)KAIST総長は「エネルギー・環境・水・持続可能性はこの時代の最も重要な問題」とし「太陽エネルギーを活用する技術と海水淡水化技術を組み合わせ、水不足の国に水を供給することも重要な課題」と語った。 この行事はKAIST EEWS企画団が主催し、中央日報が後援した。
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