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俳優のソン・イルグクに対する名誉毀損容疑で起訴されたフリー記者のキム・スンヒ被告に対し、検察は懲役2年6月を求刑した。
11日午後2時にソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル地裁で開かれた7回目の公判では事件の争点となっている監視カメラ毀損の有無と関連した証人尋問が続けられた。最終被告人尋問に現れたキム被告は「最初からこれまですでに数回にわたって尋問を受け、毎回同じ言葉を繰り返した。検察の尋問を拒否する」と述べるなど、検察の捜査に対する強い不満を吐露した。
これに対し判事は「被告人尋問史上、被告人が尋問を拒否するのは初めてのこと」と指摘したが、「憲法上、被告人は審判拒否権をもっており、強要する明文はない」と受け入れた。
最終弁論に先立ちキム被告は、検察捜査に対する不備な点や誤った点、捜査官とイ・ジェマン弁護士の録音記録などを含む証拠を提出し、改めて検察の捜査に対する疑問を提起するなど、誣告罪に対する嫌疑はないことを主張した。
キム被告はインタビューのためソン・イルグクを訪ねたが、ソン・イルグクが振り回したひじに当たりけがをしたとして訴訟を起こし、ソン・イルグクは名誉毀損と精神的被害などを理由にキム被告を逆告訴した。これについて検察は、ソン・イルグクに対しては嫌疑なしとし、キム被告に対しては誣告容疑で在宅起訴した。
裁判所は9月25日午前10時から今回の事件に対する判決を言い渡す予定だ。
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