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「金総書記、半身不隨」報道に与野党が神経尖らせる

北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が脳卒中で手術を受けたことが伝えられた10日、政界は終日忙しく動いた。

この日、緊急招集された国会情報委員会で国家情報院(国情院)の報告を受けたほかにも、与野党は神経を尖らせながら状況把握に乗り出す様子だった。大半が慎重な姿勢を示しながらも対策作りに万全を期すべきだという反応を見せた。

与党ハンナラ党の対処は積極的だった。朴ヒ太(パク・ヒテ)代表は同午前、最高委員と重鎮の連席会議で「(金委員長が)意識はあるが半身不隨、という報道があるが、党はこれに備える考えだ」と述べた。


国会外交通商委員会に所属する南景弼(ナム・キョンピル)議員は、同会議で「政権党として北朝鮮の急変事態と後継問題に備えた対策作りに、役割を果たさねばならない」とした上で「対策特別委員会を作る必要がある」と提案した。南議員は会議が終わった後「問題は以後の混乱事態にどう取り組んでいくかということだ」とし「米国、中国と緊密に協力、急変事態に備えなければならない」と強調した。

野党統合民主党は事態を見守るという雰囲気だ。論評は控えたが、党役員らは同午後、所属情報委員から国情院の報告内容を聴取するなど状況把握に努めた。金裕貞(キム・ユジョン)スポークスマンは「正確な事実が確認されていない状況で、これといった立場を表明しにくい」とし「政府の報告を慎重に判断、党の立場を整理していく」と述べた。



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