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金正日総書記の脳手術の知らせに国内外でざわめき



10日午後3時、国会本館6階の国会情報委員会会議場前。

国内記者のほか、外国から記者も押し寄せ、込み合っていた。金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が脳手術を受けたという知らせが世界に報じられ、金成浩(キム・ソンホ)国家情報院長が初めて関連の報告を行うために国会に姿を現したからだ。


ハンナラ党幹事の李喆雨(イ・チョルウ)議員は報告後「国家情報院が最近、金正日委員長は循環器系に異常があり、治療を受けたという機密情報を入手、これに対する詳しい検証を行っていると報告した。集中治療を受け、状態が好転したという諜報もあるという」と伝えた。

◆脳出血、脳梗塞とし断定せず

=金成浩院長はこの日、脳出血、脳溢血、脳卒中などの表現を混ぜて使用していたことが分かった。ある委員は「脳の字のつく病名」と伝えた。脳血管疾患で倒れたが、脳出血のためなのか、脳梗塞のためなのかは断定していない。

倒れた時期について金成浩院長は、金正日委員長が公開の席上に最後に姿を見せたのが8月14日という点を取り上げて論じたという。民主党幹事の朴映宣(パク・ヨンソン)議員は「発病は8月14日以降」と話している。

◆「国家統制力は失っていない」

金正日委員長の現状態について多くの情報委員は「好転した」「深刻な状態ではない」と伝えている。李喆雨議員は「言語には全く障害がなく、動くこともできる。状態が好転してきている」と話した。ある情報委員は「重要なのは金正日委員長の健康が深刻な状況ではないということ。国家統制力を失わずにいるという点だ」と断言した。また別の委員は「権力の空白期はない」と伝えた。



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