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「レクサス」がついに値下げ

 日本車「レクサス」が値下げに踏み切る。 01年1月に韓国市場に進出して以来初めてだ。

韓国トヨタ自動車の関係者は2日、「今月から販売する09年型ES350とLS460の販売価格を従来より5-10%ほど引き下げる予定」と明らかにした。 ES350(5960万ウォン)は400万-500万ウォン、LS460(1億3000万-1億6300万ウォン)は1000万ウォンほど下がる見込みだ。

この関係者は「他の車種も在庫が減って新しいモデルが出てくることになれば、今よりも低い価格で販売する方針」と付け加えた。 これを受け、RXやGSシリーズなど他のレクサスモデルの価格も順に下がる見通しだ。


輸入車業界の値下げ競争は昨年から始っている。 しかしレクサスはその間、‘適正水準の価格’だとして価格維持方針を明らかにしてきた。 そのレクサスが一歩遅れて値下げに踏み切ったのは最近の販売不振のためだ。 今年に入って輸入車市場は30%以上成長しているが、レクサスの販売量は1-7月、前年同期比5.6%減少した。 競合他社の値下げで逆風にさらされているのだ。

昨年5月、BMWが1900万ウォン値下げした528i(6750万ウォン)を販売したのに続き、今年3月にはアウディがA6 3.2 FSIクワトロ(6850万ウォン)価格を1710万ウォン引き下げた。 その余波でレクサス販売量の40%以上を占めるES350の販売は10%以上減った。 最高級モデルのLS460の販売量は40%以上も減少した。 昨年末からSKネットワークスが並行輸入をしている点も影響した。

BMWをはじめとする輸入車企業は最近、原資材価格の上昇とウォン安のため値上げするかどうか悩んでいる。 トヨタも日本で一部の車種価格を今月から3%引き上げた。 にもかかわらずレクサスが値下げに踏み切れるのは従来の販売価格が高かったからだ。

レクサスは2004年、ウォン安円高が3カ月間で100円=1000ウォンから1050ウォンまで進むと、全モデルの価格を2-3%引き上げた。 その後ウォン高円安が進んでも値下げをしなかった。

しかし最近、輸入車市場でBMW・ベンツ・アウディ・レクサスなど高級車の成長の勢いが鈍っている。 また韓国トヨタは来年下半期、トヨタブランドの韓国進出を控えている。 こうした状況でレクサスブランドの委縮を避けるために値下げを選択したのだ。

韓国輸入自動車協会のユン・デソン専務は「日本大衆車の相次いだ進出で今年末から来年まで輸入車市場は再編されるだろう」とし「ここで生き残るための企業の販売競争はさらに激しくなるしかない」と語った。



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