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ウォン下落、株価急落、金利急騰「トリプルショック」



1ドル=1116ウォン

1日、金融市場はウォンの対ドル相場と株価、債券の価格が揃って急落する「トリプル悪材料」に一日中苦しめられた。


ウォン急落を嫌気して債券と株価も下落した。ソウル外国為替市場では1ドル=1116ウォン(約110円)で取引を終えた。対ドル相場が1110ウォンを超えたのは3年10カ月ぶり。

ドル高が進んだ上、先月国内の株式(約3兆ウォン分)を売った外国人投資家による為替需要も多かった。先月まで100億ドルを超えた貿易収支赤字もドル不足をあおった。

この日、総合株価指数(KOSPI)は今年最低を記録し、前週比59.81ポイント(4.06%)下落の1414.43で取引を終えた。店頭市場(コスダック)指数(439.21)は6.615下落し、05年5月以来の安値に落ち込んだ。債券価格も下落し(金利上昇)、国債3年物の金利は前日比0.11%上昇の5.88%となった。

NH投資証券のイム・ジョンソク投資戦略チーム長は「現在の需給構造から考えて、ウォンの対ドル相場は当分下落が続く可能性が高い」という見方を示した。

この日、金融委員会は株価の急落を受けて、年末に終了する予定だった海外ファンドと国内の公募ファンドへの非課税措置を延長する方針を決めるなど対策を打ち出した。



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