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<女性スパイ事件>元正花容疑者、黄長?元秘書接近を試みていた

脱北難民人権協会長に仲介頼む

偽装北朝鮮脱出女性スパイ元正花(ウォン・ジョンファ)容疑者は2006年、韓国に定着した北脱出者に会い、黄長燁(ファン・ジャンヨプ)元北朝鮮労働党秘書に対する接近を試みていたことが明らかになった。

キム・ヨンファ脱北難民人権協会会長は29日「2006年夏ごろ、元正花容疑者が私の連絡先を調べて電話をして来たので、ソウル江南区逸院洞のある飲食店で会った」とし「当時、元容疑者は黄元秘書の近況を問いながら会えるよう取り計らってほしいと頼んできた」と述べた。


金会長は咸興鉄道局乗務指導員として働いていたが、1988年に単身で北朝鮮を脱出、95年に入国した。

金会長は「元容疑者が、自分が北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長とは親戚だとし、金常任委員長と関することで黄元秘書に会いたいと言ってきた」とし「当時私が(黄元秘書の主導で作られた)脱北者同志会の副会長を務めていたので頼んできたのだと思った」と回想した。

金会長によれば元容疑者は自分を「キム・ヘギョン」または「キム・ヘヨン」という仮名で自己紹介したという。それとともに彼に「京畿道楊平で独身生活をしている」と言ったという。元正花は金会長の北朝鮮内での経歴や韓国に定着するまでの過程も詳しく知っていたという。

しかし金会長は「北朝鮮の大物の話を取り上げたが嘘のようだったし、黄長燁先生は警護チームが警護しているので、会わせることについては断った」と話した。

金会長は「元容疑者はお酒をよく飲む人だった。その日は2人で焼酎5、6本飲み、私の方が酔ってしまったようだ」とし「しかし後になって変な気がしたので、その日は私が勘定をしてタクシーを拾ってあげたが、その後は会わなかった」と話した。

金会長は「元容疑者が財布を取り出したのを見たが、小切手の束が見えた」とし「ややもすればスパイからごちそうしてもらうところだった」とも話した。



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