リステリアは最近の流行語のようにユビキタス(ubiquitous、随所にある)細菌だ。 土壌や水からも発見される。 植物は土や堆肥を通してこの細菌に汚染し、これを食べた家畜に伝播する。 リステリア菌に汚染した食品を食べても健康な人なら特に問題はない。 症状が表れなかったり、インフルエンザに似た症状を見せたりして、すぐに治る。 しかし高齢者・患者(糖尿病・がん・エイズなど)・妊娠婦など免疫力が落ちた人の場合は深刻だ。 特に妊娠した女性は、健康な若い女性に比べてリステリア食中毒にかかる危険が20倍も高い。 胎児を拒否反応なく受け入れるため、妊娠期間に自ら免疫力を落とすためと考えられている。 妊娠婦が感染すれば胎盤を通じて胎児にも感染する。 リステリア食中毒が遺産・早産・死産につながるのはこうした理由からだ。
リステリア食中毒は絶対に軽く考えてはならない病気だ。 米疾病対策センター(CDC)の推算によると、米国で毎年2500人が深刻な症状を経験し、このうち500人が死亡している。
リステリア食中毒は絶対に軽く考えてはならない病気だ。 米疾病対策センター(CDC)の推算によると、米国で毎年2500人が深刻な症状を経験し、このうち500人が死亡している。
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