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三星LCDの牙城にソニーとLGが追撃

欧州最大の家電製品見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス展(IFA)」が29日(現地時間)ドイツ・ベルリンで幕を開ける。

三星(サムスン)電子、LG電子、大宇(デウ)エレックなど韓国の電子大手は今年後半に欧州市場を攻略する新製品を大量公開する。

今年で48回目となるIFAでは、液晶表示ディスプレー(LCD)TVをめぐる競争が激化するものとみられる。米市場調査機関のディスプレーリサーチは最近、三星電子のLCDTVが今年第2・四半期に全世界市場で20%以上のシェアを獲得し、ソニー(13%)、LG電子(10%)との差を広げたと発表した。


これに刺激されたらしく、IFAに消極的だったソニーが三星電子の1.5倍にのぼる面積(6000平方メートル)の展示空間を確保した。ソニーのハワード・ストリンガー会長が直接新製品の発表を行う予定だ。

LG電子は「賢い技術、より賢い生活」というテーマの下、3700平方メートルにのぼる展示場を用意した。環境配慮の趨勢(すうせい)にふさわしく、電力消費を70%まで削減した「スカーレットLCDTV」を公開する。

三星電子は「デザインと革新」で守りを固める。会心の作「クリスタルフレームを採用した液晶テレビ」を強調するために、展示場の入口を172台のLCDTVからなる「クリスタル記念碑」で飾った。

大宇エレックはモダンな雰囲気の黒とメタルの材質を採用したプレミアム冷蔵庫、洗濯機などを掲げて欧州市場に進出する。

IFAは年明けに米ラスベガスで開催される国際家電見本市(CES)とともに家電分野の二大見本市とされる。今年はソニー、オランダのフィリップス・エレクトロニクスなどおよそ1300社が出品する。見本市のテーマは「感動を与えて市場を動かそう」だ。



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