フィリピン北部のパンガシナン州で２７日、１０人の韓国人が乗った車が崖から転落し、全員が死亡した。

外交通商部（外交部）によると、この日正午ごろ（現地時間）パンガシナン州ボリナオ市で現地に住む海外同胞２人と韓国から訪れた教会信者８人の乗った車が中央分離帯を越えて崖から転落した。事故当時、激しい雨が降るなど気象状況がよくなかった。

８人はこの日午前にバギオ市を出発し、フィリピンのルソン島北部にある観光地ハンドレッドアイランドに向う途中だったことが分かった。事故車両は海外同胞のイ・スグォンさんが運転していた。２５日に韓国を出発して事故に遭った８人はソウルと鎮海（チンヘ）の「夢見る教会」の関係者で、パク・スジン牧師とパク・ソンドン牧師、２人の家族が含まれている。


外交部の関係者はこの日、事故を目撃したフィリピンの現地人がイ・スグォンさんの所持品を確認していたところ、バギオで教会活動を行っている韓国人牧師の電話番号を見つけて連絡した、と説明した。