北朝鮮が米国の約束違反を理由に寧辺（ニョンビョン）核施設の無能力化措置を中断したと発表したことについて、米政府は北朝鮮側に誤りがあると反論した。

米ホワイトハウスのペリノ報道官は２６日「北朝鮮は米国のテロ支援国家指定名簿から削除できる必要条件を満たしていない」とし「北朝鮮は核開発計画を放棄したことを立証付けるために、国際社会が受け入れられる計画を提示しなければならない」と強調した。

ライス米国務長官もこの日、北朝鮮の中断宣言に重大な懸念を示し「米国は現在、北朝鮮と交渉中であり、数週間以内に結果が出るかどうかを見守っている」と述べた。


ＡＰ通信は「北朝鮮の声明は非核化プロセスで最も大きな障害物が現れたことを象徴する」とし「６カ国協議関係諸国に緊張が高まるだろう」と分析した。

ロイター通信は専門家の話として「核開発計画は北朝鮮が国際社会に出せる最も強力な交渉カードだという点から、核無能力化中断の宣言はそれほど驚くべきことではない」と伝えた。