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<韓中首脳会談>会談の核心議題は‘北朝鮮’

 李明博(イ・ミョンバク)大統領と胡錦涛国家主席の韓中首脳会談(25日)の核心議題は北朝鮮問題だった。

特に李明博大統領は胡錦涛国家主席に対し、北朝鮮に抑留された韓国戦争(1950-53)の国軍捕虜と中国内の脱北者問題の解決に向けた協力を要請した。

今後、韓国政府が北朝鮮の核問題、国軍捕虜・脱北者問題の解決のために、中国を通した対北朝鮮圧力を積極的に繰り広げることを予告したのだ。


◇北朝鮮人権問題を扱った韓中首脳=国軍捕虜と拉致問題はその間、首脳会談の共同宣言や記者会見で扱われなかった。李東官(イ・ドングァン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)スポークスマンは会談後の会見で、この問題が取り上げられたことを明らかにした。

「李大統領が、脱北者が本人の意思に反して北朝鮮に強制送還されることがないよう、中国側が積極的に協力してくれるよう胡錦涛主席に要請した」と伝えた。

韓中首脳会談で脱北者問題が取り上げられ、う回的ではあるものの北朝鮮人権問題が声明に含まれたという点で、中国政府は今後、脱北者の強制送還に慎重になるとみられる。

この問題に背を向けている北朝鮮に対して中国がどんな態度をとるかも関心事だ。

◇北核解決の仲裁者としての中国の役割=胡主席は6カ国協議の議長国として、中国が北核解決の仲裁者の役割をすると約束した。共同声明で「6カ国協議の枠組みで協議と協力を強化し、早期に第2段階措置の全面的かつバランスが取れた履行を促進させる」と強調したのは、こういう意味が込められている。

しかし伝統的な親善関係を維持してきた北朝鮮を無視できない立場の中国指導部が、今後、北核問題にどんな態度を取るかはもう少し見守る必要がある。中国は北核問題の解決過程で韓国の要求通りに動くよりも、北朝鮮に対する影響力の極大化を通した自国の利益に力を注いできた、というのが専門家らの指摘だ。

胡主席が李大統領の‘共生共栄’北朝鮮政策の説明にすぐには呼応せず、平和統一に対する原則的支持の表明にとどめた点も、注目される部分だ。



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