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アン代表ら英語・中国語・日本語に堪能な5人のゲソムン運営者らは、各国の主要サイトを随時モニタリングしながら韓国関連の書き込みを探して翻訳している。 韓国に友好的なコメントもないわけではないが、中国の主要コミュニティに最近載せられるコメントの90%以上は「韓国人は破廉恥な民族であり、中国が打倒すべき対象」と表現している。
中国ネチズンは韓国人を‘高麗棒子’と呼ぶ。 その語源は明確でない。 はっきりとしているのは中国人が韓国人を侮蔑する表現である点だ。 こうした現実をどのように理解すべきか。
アン代表は「ネチズンの書き込みは気にする必要がないと考えるだろうが、中国内の各種サイトをモニタリングするとその程度があまりにも深刻だ」と語った。 アン代表は「歴史的に自国の属国に値すると考えてきた韓国の速い経済成長に対する嫉妬心があり、一方では中国人の根深い被害意識のために表れている反応のようだ」と分析している。
最近、中国経済が目覚ましい成長をとげ、国家の位相が高まりながら民族主義が強調される雰囲気で、インターネットの主要利用者の八零後(1980年代以降生まれの若者)は日本よりも韓国に対して強い反感を抱いている。 端午・中医学・渾天儀など中国の伝統文化と考えるものがむしろ韓国でよく保存されているのを見て、自国の大切な文化遺産を韓国が奪ったと感じている。
◇韓国ネチズンも対抗
「ゲソムン」を通じて中国・日本・台湾3国のネチズンに‘はさみ撃ち’を受ける韓国ネチズンは露骨な非難で対抗している。 書き込み戦争が加熱し、一日の接続者は8万人を超える。
一部のネチズンは「反韓感情が露骨に込められた書き込みを翻訳して見せているゲソムンドットコムのため韓中日3国のネチズンの感情がますます悪化している」とし「ゲソムンドットコムは戦地でありゴミ捨て場」と話している。
アン代表は「ゲソムンが見せる現象だけを見ればそのような側面を否認することはできないが、海外の人々が韓国を嫌って悪口を言っているのは厳然たる現実」とし「それに対して‘目には目を、歯には歯を’式にやり返すのではなく、なぜそれほど嫌っているのか一度ぐらいは真剣に悩んでみる必要がある」と語った。
インターネットがオフラインにまで大きな影響力を及ぼす最近、嫌韓論を静める方法はあるのだろうか。
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