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24日午後9時30分(現地時間)、北京オリンピック(五輪)メーンスタジアム「鳥の巣」で17日間にわたり灯っていた聖火が4年後のロンドンでの再会を約束して消えた。
28種目・302個の金メダルをかけて競った204カ国・1万500人余りの選手らは、午後8時から始まった閉幕式で‘一つ’になった。自由に同時入場した選手たちの表情には歓喜と情熱があふれていた。
‘狂乱と情熱’を五輪閉幕行事のテーマに決めたチャン・イーモウ(張芸謀)総監督は、開幕式と同じように派手な作品を投入した。
閉幕式の序幕は200余人の鼓手が円を描きながら繰り広げる‘太鼓’公演で始まった。円は和合を表し、また今回の北京五輪が‘円満に終了したこと’(円満結束)を象徴した。
五輪の移譲式行事では、郭金龍北京市長が2012年第30回五輪開催地ロンドンのジョンソン市長に五輪の旗を手渡した。ジョンソン市長は五輪の旗を振りながら、さらにすばらしい五輪を開催することを誓った。
ロンドン市は各国選手団を招待するプレゼンテーションショーを8分間ほど行った。プレゼンテーションのハイライトは英国のサッカースター、デビッド・ベッカムの登場だった。ロンドンの名物、赤い2階建てバスの上にのぼったベッカムは、選手団に向かってサッカーボールを蹴った。‘ロンドンからの招待’だった。
閉幕行事のハイライトは聖火が消えた後に繰り広げられた五輪テーマソングの公演だった。世界3大テナーのスペインのプラシド・ドミンゴさん(67))と中国で‘民謡の女王’と呼ばれる宋祖英さん(42)が一緒に閉幕式テーマソング「愛の花火」を熱唱し、観衆の熱い拍手喝采を受けた。
閉幕式は一つの巨大な音楽パーティーのようだった。成龍(ジャッキー・チェン)、劉徳華(アンディ・ラウ)ら中華圏を代表する12人の芸能人が舞台に立った。
これに先立ち韓流スターのピ(Rain)は韓国代表として北京閉幕式の舞台で公演した。ピは台湾の王力宏(ワン・リーホン)、香港の陳慧琳(ケリー・チャン)、中国の韓雪(セシリア・ハン)らと「「北京 北京 我愛北京」を中国語で歌った。
「終わらない祭りはない」(天下無不散之宴席)。中国のある当局者が閉幕式で述べた言葉だ。
01年7月に五輪誘致が決まって以来7年間、13億人の中国人が力を注いで準備した北京五輪は、このように華麗に幕を下ろした。
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