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<北京五輪>一枚下の韓国野球、オリンピックでは日本を圧倒

韓国と日本のプロ野球の実力差ははっきりと存在する。韓国が日本より一枚下であることは否めない。プロ野球のスタートも日本(1936年)は韓国(1982年)より46年も早い。

しかしプロ選手が参加した国際大会の成績については互角だ。歴代戦績がそれを示している。韓国プロ選手が初めて出場した国際大会は98年バンコクアジア競技大会。この時から北京五輪の予選リーグまで、韓国は日本戦で12勝11敗を記録し、わずかにリードしている。

計23試合で目を引くのは五輪での成績だ。プロ選手が出場した00年シドニー五輪と今回の北京五輪で、韓国は日本と3度対戦した。シドニー五輪予選(延長10回7-6勝)と3-4位決定戦(3-1勝)、そして北京五輪予選(5-3勝)と、韓国は3戦全勝している。


五輪で日本と対戦する際、韓国は力を発揮した。特に今でも野球ファンの記憶に残っている試合はシドニー五輪の銅メダル決定戦だ。当時、日本最高投手だった松坂大輔(現ボストン)の好投で、7回まで0-0の拮抗した試合が続いた。しかし8回裏二死二、三塁で李承燁(現読売)が松坂から左中間に2打点決勝二塁打を放ち、結局3-1で勝った。韓国が五輪で初めて銅メダルを首にかけた瞬間だった。

負担感を抱きながら戦う日本戦で、それも五輪という大きな舞台で韓国が日本に勝てたのは、実力とともに精神武装で上回った結果と考えられる。韓国は五輪で兵役義務を終えていない選手を主軸にチームを構成した。最低3位以上になってこそ兵役免除を受けられるため、選手らの必勝意志が日本を破る大きな力になったのだ。

今回の北京五輪でもエントリー24人のうち兵役を終えていない選手は李大浩(イ・デホ、ロッテ)、金洸鉉(キム・クァンヒョン、SK)、柳賢振(リュ・ヒョンジン、ハンファ)、ユン・ソクミン(起亜)ら14人にのぼる。こうした選手らが結局、韓国の予選リーグ7連勝を率いた。準決勝でも彼らの活躍が期待される。



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