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STXグループ、上半期の売上高が過去最高

 昨年基準で売上高360億ドル(約36兆ウォン)規模の国内海運業界はおよそ20年間、韓進(ハンジン)海運と現代(ヒョンデ)商船の‘2強’体制だった。 しかし今年上半期、STXパンオーシャンが急浮上し、版図に変化が起きている。 海の覇権をめぐる海運3社の角逐だ。

万年3位だったSTXパンオーシャンは今年上半期、過去最高実績を記録し、売上高1位の韓進海運に迫った。 売上高の差を169億ウォンに縮め、営業利益はむしろ2300億ウォン(約250億円)上回った。

STXパンオーシャンの関係者は「3社のうちバルク船の比率が最も高く、競争力が優れている。 バルク船の好況が続き、年末の海運業界1位浮上が可視圏に入った」と主張した。


同社の善戦は鉄鉱石・石炭・穀物など原資材を運ぶバルク船の好況のためだ。 バルク船の運賃を表すバルチックドライ貨物運賃指数(BDI)は今年上半期、前年同期比で60%上昇した。

STXパンオーシャンは1980年代まで海運業界を号令した汎洋商船が母胎。 しかし汎洋商船は莫大な債務で92年に法定管理(日本の会社更生法に相当)に入り、現代商船と韓進海運に海の王座を明け渡した。

STXパンオーシャンの関係者は「2004年にSTXグループに編入され、中国やインドなど新興市場を集中攻略してきたが、原資材の需要急増と重なり、急成長した」と説明した。



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