オリンピック（五輪）男子陸上１００メートルの金メダル候補であるジャマイカ出身のスプリンター、アサファ・パウエル（２６）が「頻繁なドーピング検査で血液が不足する」と、いら立ちを表している。

ＡＰ通信によると、パウエルは１日に中国に到着して以来、国際陸上連盟（ＩＡＡＦ）が準備した「自発的反ドーピングプログラム」に従って４度もドーピング検査を受けた。

パウエルは自身の競技とスポンサーが準備した記者会見の席で「４度もドーピング検査を受けて気分が良くない。検査であまりにも多くの血液を抜いた。 恐らく１００メートルの競技をする前にやせこけてしまうだろう」と不満を表した。


さらに「他の選手と全く同じく検査をすると聞いたが、その過程は本当に大変なものだ」とし「それでも五輪がクリーンに行われることを希望する」と付け加えた。

これに対しＩＡＡＦスポークスマンは「今年から始まった反ドーピングプロジェクトにパウエルも参加すると同意した。 不平を言うのは理解できない。検査過程を誇張して話しているようだ」と語った。