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<北京五輪>「年600億ウォンの予算が無駄」サッカーファンが非難

 柔道(崔敏浩)-水泳(朴泰桓)-アーチェリー(女子団体)と続いた‘週末の金メダルリレー’に歓呼する雰囲気にサッカーが冷水を浴びせた。

朴成華(パク・ソンファ)監督率いる男子サッカー代表が10日夜、イタリアに0-3で惨敗し、8強進出が難しくなると、サッカーファンは怒りの声を高めている。ファンは「残りの試合も‘場合の数’もどうでもいいから、すぐに帰ってこい」「サッカー予算を水泳・ハンドボールなど不人気種目に回せ」と強烈に批判している。

大韓サッカー協会は年間600億ウォン(約60億円)を超える予算を使う‘富裕’団体。 選手らは億ウォン台の年俸を受け、高い人気を得ている。しかし主要国際大会では拙戦を繰り返し、ファンの期待を裏切ってきた。 今回のイタリア戦の完敗も、他の不人気種目の善戦と比較されている。


今回の拙戦は監督の力不足による部分もあり、虚脱感も出ている。 朴成華監督は03年と05年、U-20(20歳以下)世界ユース大会で采配を握ったが、ともに16強戦脱落、予選脱落と苦杯をなめた。 サッカー協会は昨年8月、その朴監督に五輪代表チームを任せた。

しかし朴監督は2度のユース大会と同じく、‘枠にはまったサッカー’で再び失望を抱かせた。 徹底的に‘先に守備-後に逆襲’を強調し、守備中心のカラーから抜け出せなかった。 カメルーンやイタリアなど強豪との対戦では、相手チームに簡単に作戦が読まれた。 創意的なサッカーの不在という点が大きい。

強豪の前で委縮する点も問題だった。 五輪チームはその間、サイド突破を主な攻撃ルートとする4-4-2フォーメーションで組織力を固めてきた。 しかしイタリア戦では守備を重視してMF3人(呉章銀・寄誠庸・金正友)を中央に投入する4-3-3に変更、突破力が優れたサイドMF李青龍(イ・チョンヨン)を前半に起用しなかった。

するとイタリアは消極的なプレーを見せる韓国のサイドを突いて主導権を握った。 朴監督は代表チームの強みを捨てて相手に合わせ、引き分けを狙うサッカーをして惨敗を喫した。

朴監督は五輪開幕前の記者会見で「3連勝の組1位で8強に進出する」と話していた。 しかし実戦では自信のある姿を見せられなかった。 朴監督はイタリアに敗れた後、「選手の戦術理解度がやや落ちる姿だった。 選手よりも戦略が誤っていたようだ」と述べ、気まずそうに競技場を後にした。



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