出席者が優劣なしに自由討論する「ラウンドテーブル(コンファレンス)」は以後、政治・経済用語としてあまねく使われた。理解が相反する個人や国家が円卓を囲んですわり、協議して妥協点を見出す会議という意味だ。現代政治では1886年、アイルランド自治問題で自由党が分裂すると急進派Jチェンバレンの提案でその翌年開かれた円卓会議が最初とされる。
引き続き1930年代、インド自治をめぐり3回開かれたイギリス・インド円卓会議、47年第2次世界大戦後、インドからパキスタンの分離を決めたインド・パキスタン円卓会議などが代表的だ。
引き続き1930年代、インド自治をめぐり3回開かれたイギリス・インド円卓会議、47年第2次世界大戦後、インドからパキスタンの分離を決めたインド・パキスタン円卓会議などが代表的だ。
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