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<北京五輪>南北選手団入場順序入れ替え…北朝鮮に特別待遇

金永南委員長、開幕式の席も李明博大統領の前列に

中国の北朝鮮への待遇が格別だ。金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長が中国を訪問すれば中国最高指導部構成員全員が会うという破格的な待遇を受けたように、今回の北京五輪でも北朝鮮は中国から特別待遇だ。

代表的な例が開幕式入場の順序変更だ。今回の五輪開幕式では「中国の物」を世界に強調するため“チャイナスタンダード”の概念が強調された。このため、中国は開幕式入場の順を漢字簡体字の画数順によると決めた。例外はない。


しかし原則的なこうした部分でも中国は北朝鮮に気を配っている。韓国と離すためだ。組織委さえ眉をひそめるような措置だった。

中国の北朝鮮びいきは8日の開幕式に如実に現われ、南北選手団入場の順が変わった。最初、簡体字の画数により、韓国は177番目に入場し、続いて北朝鮮が178番目に入場する予定だった。北朝鮮はこの順番を不服とし、南北が離れて入場できるようにしてくれと要求した。結局、ブルネイ共和国が参加をとりやめ、韓国は176番目に、北朝鮮は180番目と離れて入場した。

開幕式貴賓席の席配置もこれが反映された。最初は李大統領が金永南(キム・ヨンナム)北朝鮮最高人民会議常任委員長の前で競技を観覧する予定だったが、最終的には金委員長側の要求によって席が変わったことがわかった。金委員長側の要請で元々の席配置国名を「North Korea」から「DPRK」と変更することで生じたのだ。

中国側は胡錦濤主席と外国首脳間が会う場合も、金委員長を特別に配慮した。金委員長は到着当日の7日、胡主席に会ったのに続いて、8日午前には権力序列2位の呉邦国全人大常務委員長と会見した。続いて次期国家主席として有力な習近平国家副主席とも人民大会堂で会った。中国メディアは金委員長の動静を報道し「伝統を受け継いで未来に向かい善隣友好を強化しよう(継承伝統、面向未来、睦隣友好、加強合作)」という言葉を繰り返した。



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