しかし最近の消費者物価がおよそ10年以来最高水準まで急騰し、経済がいわゆるスタグフレーション(低成長・高物価)に落ちこむのではないかという不安感が高まった。こうした局面では物価安定を優先するのが当然だ。成長が不振で仕方ないとしても、物価まで逃せば、韓国経済はとりとめもない混沌に落ちこむ恐れが大きいからだ。こうした事情を考慮して、政府も下半期経済運営の基調を安定を優先させたのではないか。
実は我々は、韓銀がもっと早く利上げに踏み切るべきだったと考える。景気不振に対するひどい懸念から引き上げるタイミングを逃したと思うのだ。国際原油価格と原資材価格が大きく上がってインフレ期待心理が膨れ上がったここ数カ月がむしろ利上げの適期だったという判断だ。遅れてはしまったが、韓銀が物価安定に対する力強い意志を明らかにしたことは幸いだ。
実は我々は、韓銀がもっと早く利上げに踏み切るべきだったと考える。景気不振に対するひどい懸念から引き上げるタイミングを逃したと思うのだ。国際原油価格と原資材価格が大きく上がってインフレ期待心理が膨れ上がったここ数カ月がむしろ利上げの適期だったという判断だ。遅れてはしまったが、韓銀が物価安定に対する力強い意志を明らかにしたことは幸いだ。
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