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北京五輪野球代表チームの韓日戦がすでに始まった。激情型で有名な日本の星野仙一監督が刃を向ければ、金卿文(キム・ギョンムン)韓国監督がそれを牽制している。
金メダルを目標に掲げた日本が、最も神経を尖らせているライバルが韓国だ。WBCで証明されたように、韓日戦は戦力以外の事柄が重要な要素として大きく作用する。韓国にとって日本戦はいつもそうであるように、危機であり絶好のチャンスだ。負けては国民に顔向けができない金監督ははっきりと次のように言いきっている。
最後まで食い下がる
星野監督の口からは毎日、ニュースが飛び出てくる。日本のスポーツ報知は7日「星野監督が先発メンバーの直前変更に対する制裁として罰金を課すことは非現実的だと批判した」と報道した。
星野監督は以前、韓国が一度提出した先発メンバーを試合開始直前に意図的に変更したことが話題に上ると必ず興奮する。制裁案まで作られたのに「先発メンバーの直前変更」を行う監督はいない。これを知らないはずはない星野監督は、韓国の急所を突いて心理戦を展開している。スポーツ報知も「キューバ、米国と並ぶライバルとみる韓国へ心理的な重圧もかけている」と分析した。
騙しも、負けもしない
日本マスコミは星野監督の話を引用し、風邪の村田に続いて川崎と西岡がそれぞれ、左足と首の負傷などで、練習にさえ参加できていないと報道した。金卿文監督はそれについて首を横に振っている。「体調不良だと言っていても、試合の際には全員出てくる」。
金監督は「韓国は予選7試合中、昼に試合を行うものが4試合もある。一方で、日本は予選からすべて試合が夜に行われる」と不利な条件を明らかにした。その上、日本の予選日程は明らかに有利に組まれている。これはNHKが中継権料を投資し、日本の試合を中継するためにこのようになったと見られているからだ。そして、韓国は「先発メンバー直前変更」事件の影響で、五輪に審判員さえ派遣できないなど、不利な要因が山積みになっている。
韓国野球はグラウンドの外で行われているパワーゲームで、一方的に押され気味だ。このような状況下で、星野監督の発言は金監督の力をさらに削いでいる。それが、金監督が星野発言を負けずに突っぱねた理由だ。
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