ジョージ・ブッシュ米国大統領が訪韓する５日、ソウル都市部でこれに反対するろうそく集会と、歓迎する集会が同時に行われる予定で、両者の衝突が懸念されている。

狂牛病国民対策会議はこの日の午後７時に、清渓広場で「ブッシュ反対」ろうそく集会を行う。対策会議の関係者は「ブッシュ大統領に米国産牛肉の再交渉を願う、韓国国民の意志を直接見せつけたい」と話した。主催者は１万人ほどが集まると期待しているが、警察は約３０００人が集まると予想している。この日の午後１時３０分、米国大使館の近くでは、大学生再交渉団の「牛肉の再交渉要求に関する記者会見」が、午後５時３０分に鍾路（チョンロ）の普信閣（ボシンガク）前では派兵反対国民行動などによる「韓米同盟、海外派兵反対集会」が予定されている。

一方、国民行動本部やニューライト全国連合、在郷軍人会など保守系の３７４団体で構成された「ブッシュ大統領歓迎愛国市民連帯」もこの日の午後６時からソウル市庁前の広場でブッシュ大統領を歓迎する大規模な集会を行う。国民行動のソ・ジョンガプ本部長は「当初、清渓広場で集会を行う予定だったが、１０万人が集える場所が必要になった」と述べ、集会場所の変更理由を明らかにした。