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PCルームで対話を交わしていた彼らは、一緒にドライブを計画、目的地は15キロほど離れた徳谷面玉渓里の青少年キャンプ場だった。夏季キャンプ客が殺到する所だ。これらの中で5人はユさんのソナタ乗用車に、残りは別の車やバイクを利用してキャンプ場で合流した。
仲間はあらかじめ準備して行った酒を飲みながら午前1時すぎまで約2時間半ほどの時間を過ごした。仲間の一部は帰ったが、また別の高校生が数人キャンプ場を訪れた。
酒を飲み終え、一行はユ容疑者の乗用車1台に全員が乗って帰ることにした。山里である上、交通手段がほかになかった。人員は全員で12人。助手席に2人、後部座席に6人が重なって座った。残った3人はふたを開けたままトランクに乗った。これらの体重だけでも700~800キロ。5人乗りであるソナタ乗用車に体重80キロの大人5人が乗った場合の2倍に近い重さだ。
酒に酔ったユ容疑者が乗った乗用車はこの日午前4時ごろ、高霊郡徳谷面本里里往復2車線の軍道路で道端に設置されたガードレールと衝突した。この瞬間、乗用車のトランクに乗っていた3人は車外に投げ出され。このうち某高校3年のパク某君(18)とイ某君(18)ら2人が即死した。車の中にいた高校生ソ某君(19)と20代女性ら10人は重軽傷を負った。
これは警察の捜査結果をもとに再構成した経緯だ。警察によれば運転手ユ容疑者は運転免許100日停止にあたる血中アルコール濃度0.086%の状態で運転し、往復2車線の反対車路に移った際、ガードレールをはね飛ばしたという。警察はユ容疑者を交通事故処理特例法違反の疑いで立件した。
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