ソ・テジへの叫び声がソウル三成洞のＣＯＥＸ広場を飲み込んだ。

ソ・テジのゲリラライブが３０００人のファンに見守られ、１日の午後８時３０分からソウルＣＯＥＸのピラミッド広場で行われた。

この日のライブを見るために前日の３１日の午後から、約２０００人のファンが長蛇の列を作り、道を通りがかった約１０００人の市民も車道に人垣をつくってソ・テジを見守った。ステージが設置された近くの道路は二車線が通行止めになり、地下鉄の三成駅周辺は帰宅途中の市民と観客が入り混じり、大きな混雑が起きた。


ゲリラライブのために作られた特設ステージはソ・テジが飛ばしたＵＦＯが不時着した場所という設定。ソ・テジは８枚目のアルバムに収録した新曲『Ｔ’ＩＫＴ’ＡＫ』を歌った後「こんなにたくさん集まってくれたファンの皆さんの姿に感動した。ゲリラライブはソテジワアイドゥル以来１２年ぶり」とし『Ｔ’ＩＫＴ’ＡＫ』を再び歌った。そして「アルバムを制作している間に、時代がとても騒がしくなった。この歌を歌う度に、毎年、その傾向が強まっているようだ」と話し『２００８時代遺憾』を歌った。

計３曲を歌い、公演時間はわずか約１５分。ソ・テジを見るために蒸し暑さと戦い、徹夜で待っていたファンにとって虚しさを抱かせるほどだった。ファンはライブ終了後、アンコールを叫んだが、ライブはそのまま終わってしまった。このライブは当初、極秘に行われるゲリラライブとして開催される予定だったが、事前にライブ内容が漏れ「広報に成功した」ゲリラライブになってしまった。

ライブ会場周辺には事故に備えるために、主催者の警護員１２０人と警察車両６台に江南（カンナム）警察署に所属する６小隊１２０人の機動隊が出動したが、幸い大きな事故はなくライブは終わった。ライブの模様は６日夜１１時５分にＭＢＣ（文化放送）『カムバックスペシャル－ソウル北工高１年１組２５番ソ・テジ』で放送される。