日本新エネルギー産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）と積水ハウスが開発した「ＣＯ２ゼロ住宅」が、未来型環境親和的住宅として脚光を浴びている。 ２８０平方メートルの広さのこの住宅は、その言葉通り、温室効果ガスの主犯である二酸化炭素（ＣＯ２）をほとんど排出しない家だ。

日本が自国の先端環境技術を国内外にアピールするため、２億円（約２０億ウォン）を投じて開発したモデルハウスだ。 この住宅は７月初めに北海道洞爺湖で開催された主要８カ国（Ｇ８）首脳会議期間、近隣の国際メディアセンターに設置された。

屋上には九州電力と三菱重工業が開発した太陽光熱発電システムを設置し、昼の間に集めた電力を夜にも使用できるようにした。 断熱ガラスを使用して冷暖房効率を極大化し、建物の外壁は都市ゴミを燃やした灰などを混ぜたエコセメントを使用している。


超節電家電製品が展示されているのはもちろんだ。 室内照明には、有機ＥＬ照明とエネルギー節約効率が高い発光ダイオード（ＬＥＤ）を使用した。 ＬＥＤは蛍光灯に比べて電力消費を６０－７０％減らせ、寿命は５－６倍長い。 居間には電力を従来のテレビの半分程度しか消費しないシャープの次世代型節電液晶テレビを設置している。

三洋電機の「水のいらない洗濯機」は、強風とオゾンだけで洗濯し、細菌消毒・乾燥もできる。 食器は、岐阜県の試験研究機関が割れた陶磁器を粉にして再生した「Ｒｅ－-食器」だ。 首脳会議期間中、最も訪問者の関心を集めた製品は室内足湯だった。 この住宅には次世代エネルギーとして開発されている燃料電池３台が設置されているが、この燃料電池から出てくる熱で温めた足湯で訪問者が疲れを癒していたという。