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李商隠は恋情を込めた詩でも有名である。李商隠の作品はほとんど「無題」という題目をつけている。 李商隠の詩の一つにこういう一節がある。 「会う時も難しく、別れる時も難しい/春風も力がなく、花が枯れる(相見時難別亦難、東風無力百花残)」(チ・ヨンジェ編訳『中国詩歌選』)。
思うに、李商隠が恋情を抱いた対象は自分よりも高い地位の女性だった。 詩で描写した女性の姿が、位の高い貴族以上の人でなければ真似できない服装だったからだ。 その対象が誰であったかはただ話の種として残っている。その代わりに注目したいのは「春風も力がなく…」という一節だ。
春風は花を目覚めさせる力の根源。 重要なところで力が抜ければ、残りのものも衰落を免れないという話だ。 詩人は恋人に会おうとしても会えない自分の無力さを表現したが、最近の中国での用例は違う。
株式市場では代表的な株が急落し、残り株が同伴下落する時、この一節が時々使われる。 政治的には、核心機構が正しく機能せず、政策全般に問題が生じる時に使える。
李商隠の恋詩を思い出した理由は、韓国政府の全般的の無力感のためだ。 1500人余のデモ隊が繰り広げた道路占拠不法デモに警察は気力を失い、対応もできなかった。 殴られなければ幸いと考えている姿だ。 政府の代表的な政策として掲げた公企業改革も、世論をうかがってか先送りされた。
国内だけでない。 独島(ドクト、日本名・竹島)に対する日本の挑発に無気力な姿を演出し、ASEAN地域安保フォーラム(ARF)では北朝鮮の外交的攻勢を管理できなかった。 内外で無気力症状が次々と出てくる姿は、梅雨にあちこちから水が漏れる屋根のようだ。
耽美的だが惰弱な表現を主に使った李商隠という詩人は世紀末的な文人だ。 陰鬱だった李商隠の詩がまたこの政府の姿に重なる理由は敢えて説明する必要はない。 執権党の院内代表も情けなく思ったのか、「政権交代をなぜしたのか、もどかしい」と心中を吐露する。
無力症の根源を見つけださなければならない。 コントロールタワーである青瓦台(チョンワデ、大統領府)がきちんと役割を果たせなければ、それは力のない春風だ。 大きな幹を握って原則を建て直すことができなければ、結果は見えている。 症状を治す意志はあるのかが知りたい。
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