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地球温暖化「南海の反乱」国内初のマグロ養殖場へ行く 2

マグロの養殖…“キャッシュカウ”産業になるか

サケのように産卵のために遠い旅行をするマグロは、亜熱帯から温帯にかけて生息する魚種だ。

年間4万トンほどのマグロ漁獲量は最近続く乱獲で急減している。世界主要水産国はマグロの保存のため強度のクォータ制を導入した。世界のマグロ生産量の75%を消費する日本では、増加するマグロの需要をまかなうため、ずいぶん前からマグロ養殖が普遍化している。


マグロ養殖の魅力的な理由は発育が早く、高い単価で販売されるからだ。3キロのメジマグロが40~50キロの成魚に成長するにはわずか3年しかかからない上、部位別に解体されたマグロは一般の刺身の材料の5~10倍水準の価格で取り引きされる。

日本は養殖されたマグロ価格は1キロ当たり4万~5万ウォン(1匹当たり200万~250万ウォン)台。青森地域などで獲れた自然産マグロは最高級に分類され、韓国ウォンに換算して1匹当たり2億ウォン(約2000万円台)で売れたこともあるという。クロマグロはマグロ市場全体の2.7%程度にすぎないが、販売単価は最も高い。 キハダ、イソマグロ、メバチ、ビンナガなどの別の種類のマグロの価格はマグロの5~20分の1の水準だ。

韓国がマグロ養殖に成功した場合、年間1兆ウォンを超す日本市場と最近急成長している中国市場を狙うことができるものとみられる。特に我が国と近くの対馬でも最高級品質のマグロが生産されており、業界の期待も大きい。

楽観はまだ早い

インソン水産は今年220匹あまりのメジマグロをさらに養殖場に入れた。 14日以降、獲れたマグロは18日の1日だけで100匹を超えたという。インソン水産ホン・ソンナム副社長は「これから年間1000匹のメジマグロ確保を目標にしている」と話す。

一度の越冬に成功したが、成功を壮語するのは早い。赤潮現象や台風、急激な水温変化などに持続的に耐える対策を用意しなければならないからだ。会社側は長期的にマグロの肉質向上をはかるため、日本から専門家たちを招く計画もたてている。

最終目標は日本ではすでに成功した“産卵型養殖”だ。卵を孵化させて盛魚に育てる方式だ。会社側は産卵型養殖の技術開発のため、最初に養殖場に入れた11匹のマグロを、産卵できる7~8年物にまで育て、国立水産科学院に送ることにした。韓国海洋研究所ミョン・ジョング博士は「欲知島のマグロは北太平洋に生息する“太平洋マグロ”と確認された」とし「欲知島現地で水温と淡水流入の程度、潮流とプランクトン生息状況を調査した結果、非常に良好なものだということがわかった」と述べた。

この日午後、養殖場にエビやイカなど餌を入れると、マグロの群れが姿を現した。欲知島沖に「メード・イン・コリア」ブランドを付けたマグロを量産するメッカになれるか、注目される。




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