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在日韓国人指紋捺印拒否者第1号で、反対運動の象徴的存在だった韓宗碩(ハン・ジョンソク)さん(写真)が25日未明、東京の病院で亡くなった。79歳。
慶尚北道出身である韓宗碩さんは1980年、在日韓国人としては初めて指紋捺印を拒否し、日本全域を回って反対運動を展開した。日本政府は55年、外国人を管理する目的で強制指紋捺印制度を導入し、拒否時には1年以下の懲役または20万円以下の罰金に処すとした。外国人登録法違反の疑いで起訴された初の人物でもあった韓さんは89年、昭和天皇死去に伴い裁判所に免訴判決を言い渡された。
韓宗碩さんの活動で日本全域にいる1万人以上の在日韓国人がこれを拒否した。結局、日本の裁判所は「外国人に対する強制指紋捺印は人権侵害」という判決を下し、2000年にこの制度が廃止された。葬儀は30日、東京新宿区落合で行われる。
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